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​土づくりについて

「土づくり」では、物理性・化学性・生物性という3つの要素があります。
肥料の種類や手法によっては、2つ以上の要素を改善する​という場合もあるため、
この3つの要素を、偏りの無いようバランスよく改善することが大事です。

​①物理性の要素を改善する基礎工事
土の水はけが悪く、土が硬かったりすると
水分の過多による病気や、有機物の分解を妨げます。
新しく借りたハウスは、暗渠(あんきょ)という
排水管を地下に通す工事を自分たちで行います。
手間と日数はかかりますが、
土壌の物理性を改善することは
​施肥以前に、とても重要な要素です。

 

暗渠工事.jpg

​②生物性の要素を改善する微生物の活用
微生物は、土壌中で有機物をエサにします。
その分解されたものが土壌の養分になったり、
土をいい状態にするために、微生物のエサとなる堆肥などを
施肥したり、
作物の残りを確実に分解して養分にできるよう
微生物系の資材を施肥したります。
また、ハウスでは「太陽熱処理」という透明シートをかけます。土壌内の温度を上げることで、有機物の分解を進め、
高温により
有用な菌を増やすことで、土壌を改善します。

花岡太陽熱処理_edited.jpg

​③化学性の要素を改善する土壌分析​
土壌中に存在するミネラルやチッ素などの
養分の状態を分析することで、
作物の品質や収量の向上に役立てます。
仕事が少し落ち着いた冬季の期間中、
来年度の作付けに向けた土壌分析を行います。

これが肥料の設計に重要なデータとなり、

去年の作物の生育具合と合わせて設計を考えます。

IMG_7702_edited.jpg
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