有機栽培で
米と野菜を
長年栽培
ときわ農園ってどんなところ?
川にはドジョウ、水田にはトンボのヤゴやホウネンエビがすむような、
昔ながらの農村風景が続いてほしいという想いを大切にー
ときわ農園は長野県佐久市にあります。佐久市は標高が700mで、晴天率が全国でNo.1です。
標高が高く晴天率が高いことは、野菜が美味しく育つ秘訣です。
昼夜の寒暖差が大きいと、作物は昼にたくさん光合成をして旨味や甘み成分を作り、
夜の涼しさで呼吸によるエネルギーの消費を最小限に抑えることができます。
現在田んぼは約10ha、ハウスは約1.2haの規模で農業をしています。
安全で、人にも環境にも優しい作物づくりを目指し、除草剤や化学肥料を使わず、
有機質の肥料や堆肥・籾殻などの自然物を用いた栽培を45年続けています。
そして、ときわ農園は「土づくり」をとても大事にしています。
フカフカの良い土を作るには、土壌を物理的に改善し、土壌の分析に基づく適切な施肥が必要です。
しっかり土壌分析ができれば、美味しい作物に成長するだけでなく、過不足のないちょうど良い量で施肥ができ、
養分の偏りによる生理障害や病気を防いだり、収量の増加が期待できます。
農園で土壌の分析作業を行い、分析結果に基づき肥料の種類や量を決めます。
食べる人と作る人にも優しい、新しい農業へー
有機農業は、化学肥料や農薬が使えないこともあり、手作業で時間をかけて行う作業もたくさんあります。
その中で、環境と人に優しい安心・安全で美味しい有機栽培の作物作りの良さは守りつつ、
スタッフが元気で長く仕事を続けられるように、作業内容の効率化を目指した事業が2020年より本格的に始めました。
それは、IoTを活用した技術開発です。
社員が自らプログラミングを勉強し、プログラムを組んで自動制御機能を作りました。
主にハウスの温湿度管理や水やり・換気を自動的に行うことで、作業が楽に効率的になりました。
また、作業時間に余裕ができた分休日がしっかり確保できたり、繁忙期の社員の労働時間が10時間から8時間までに削減。
今まで手作業で記入し、紙媒体だった記録はデータ化し、スケジュールもデジタルデータへ移行したことで、
誰とでも内容を共有し、改善もできるようになりました。規模拡大と共に作業の効率化ができたことで、
適切な人員配置で病害虫やその他の対策もでき、作物の収量がぐんと伸びました。
代表 大塚 献三
二十歳の頃、農薬や化学肥料を使わないで作物を
生産することが、周りの環境や人の健康をよりよくするのでは?
と思い、有機農業を始めました。
実家は代々葉タバコを生産していましたが、多品目の野菜や
米作りに舵を切り直し、有機農業を続けています。
研究生を受け入れてたこともあり、
今はたくさんの弟子が、農場の近くで独立しています。
メインの仕事は、米作りに関わる仕事全般ですが、
経営や技術的なことにも携わっています。
農業は奥深い分野で、どんな育て方をするのがより良いのか、
研究するのが楽しく、またやりがいがあります。
昌子
お米の販売や出荷を主に担当しています。
春は毎年、お米の種まきから
田んぼの植え付けなどを担っています。
稲刈りの時期には、ライスセンターを経営し、
乾燥やもみすり作業に励んでいます。
潤也
農園の全体的な仕事をまとめています。
施肥から栽培管理といった、スケジュールを組み立てたりしています。
大学時代は経済学部でしたが、小学生くらいから
農園の手伝いをしていて、農業はとても身近な存在でした。
本格的に農業に携わり始めたのは2017年からです。
佐久市や佐久穂町には大きな空きハウスがたくさんあり、
格安で借りれることもあり、ミニトマトの栽培に特化し始めました。
規模が大きくなるに連れて仲間がどんどん増えていく中で、
みんなが楽しく働くことを大事にしています。